2016年の1月16・17日、私は2日連続で川崎クラブチッタにいました。 私の大好きなバンド、Uriah HeepとLucifer's Friend（ルシファーズ・フレンド）のライブです。 Lucifer's Friendのボーカルは1977～8年にUriah Heepに在籍していたJohn Lawton（ジョン・ロートン）。 1977年に発表したアルバム「Firefly」は名盤だと思います。
Uriah Heepの素晴らしさについてはまた別の記事で書くことにして、そのライブですが・・・ とてもうれしかったことと、がっかりしたことがありました。
うれしかったことは、私の願いがかなったことです。
実は私、2010年の来日公演「Demons and Wizards 完全再現ライブ」にも行ったのですが、その時、このブログの前身となる某ブログにこのように書いたんです（この記事も焼き直しです）。
① ここまできたら来年は「LOOK AT YOURSELF」完全再現、再来年は「SALISBURY」で、とかやってほしいです。さらにJOHN LAWTONとKEN HENSLEYが「FIREFLY」完全再現でまさかの来日とか・・・あったらいいな。
② （RAINの感想）素晴らしかったです。ただ、この手の曲なら「WISE MAN」を演ってほしかったなー
もうね、あのブログ記事を読んでいただいてのプレゼント企画なんじゃないかと・・・
2016年の来日公演は、「LOOK AT YOURSELF」を再現して、John Lawtonも一緒に来て、セットリストに「Wise Man」！（でもボーカルはロートンじゃなかったという・・・） まあ、夢のようでしたよ。
がっかりだったことは、Uriah HeepとLucifer's Friendの絡みはLady In Blackに John Lawton が参加したのみ、普通にLucifer's Friendが前座なだけでした。 あと、セットリストに、Tears In My Eyesが入っていなかったということです。
Lucifer's Friendについては、やはりJohn Lawtonの声量と安定感は素晴らしかったです。
おそらく大多数の感想が「やっぱロートンってすごいわ・・・・・・」だったのではないでしょうか。 さすがRitchie Blackmore（リッチー・ブラックモア）から勧誘を受けただけのことはあります。
個人的にはそこそこ楽しめました（名曲 Ride The Sky を生で聞けた！）が、会場の雰囲気は残酷でしたね。
理由は単純だと思います。 Uriah Heep在籍時の Firefly ～ Innocent Victim ～ Fallen Angel からの曲が1曲もなかったことに尽きます。 あれば間違いなく正反対の雰囲気になっていたと思います。
Lucifer's Friend （曲名のほう）もセットリストに入ってなかったし・・・・・
Uriah Heepの方はLook At Yourselfアルバムメイン（前回公演のような完全再現ではなくランダム）に その他の曲をプラスする構成でした。
オープニングがGypsy、2曲目にLook At Yourselfでしたから、いきなり大盛り上がりでした。 それでもネタ切れしませんからね。 やっぱりキラーチューンをたくさん持っているバンドは強いな、と。
そして、まさか I Wanna Be Free や Shadows Of Grief を生で聴ける日が来るとは（涙）Shadows Of Grief のヘヴィなオルガンの音もしっかり再現されていました。
2014年に発表したOutsiderアルバムからの曲も演奏したのですが、これも良かったですよ。 過去の公演では黄金期以外の曲は会場の雰囲気がクールダウンみたいな感じも否めませんでしたが、このライブは違いました。
「懐かしのユーライア・ヒープ」ではなく「リアルタイムのユーライア・ヒープ」を聴いてみよう、と思わせたのではないでしょうか。
【セットリスト】（※ あくまでも私の記憶です）
Gypsy
Look At Yourself
I Wanna Be Free
Shadows Of Grief
Love Machine
The Law
The Outsider
Sunrise
Bird Of Prey
Stealin'
The Magician's Birthday
Wise Man
The Wizard
One Minute
Can't Take That Away
July Morning
Easy Livin'
Lady In Black
17日は、One Minute と Can't Take That Away が逆だったという話も聞きますが、そこのところは覚えていないんです・・・・・
この公演を撮影した貴重な動画をYoutubeで鑑賞することができます。
他の曲もアップされていますので、アカウントからご覧ください。
同じ2016年のライブ（イタリア）をプロショットで
※ John Lawtonは昨年6月に亡くなりました。Lee Kerslake（リー・カースレイク）が2020年9月、Ken Hensley（ケン・ヘンズレー）が11月に亡くなっており、Uriah Heepファンにとってはショックの連続です・・・
